2008年09月02日

クレイマー、クレイマー



1979年、ダスティン・ホフマン主演の映画。これはたぶん後世に残る名作だろう。

ダスティン・ホフマン演じる、バリバリの仕事人間テッド。ところが妻が突然キレて、一人息子をおいて家を出て行ってしまう。

ここからテッドの地獄のような日々が始まる。

これまで家事なんてしたこともなかった仕事人間、料理をするのも一苦労。息子ビリーの学校の送り迎えもしなければならない。

会社の仕事が次第におろそかになってくる。一時は重役候補とまで言われていたのが、クビ。

そこへ妻がテッドの前に姿を現す。息子のビリーを引き取りたいという。そして親権をめぐって夫婦間の裁判がはじまる・・・・・・。

あらすじをなぞればそういう話なのだが、僕がこの映画を好きなのはもっと別の点にある。

主人公テッドと、ご近所さんマーガレットとの関係である。

マーガレットはもともとはテッドの妻の友人である。妻が家を出たとき、マーガレットはテッドを責める。

だが時間がたつにつれ、マーガレットはだんだんテッドの子育てを手伝うようになる。そしてテッドのよき理解者になっていく。

息子ビリーがケガをして病院に運ばれた晩、テッドはマーガレットにこうつぶやく。

「万が一僕の身に何かあったら・・・・・・ビリーのことを面倒みてやってくれないか」

テッドとマーガレットはそれ以上の関係にはならない。肉体関係なし。恋人でもないし、かと言って友人というのとも少しちがう。単なる仲のいい、互いに頼みごとのできるご近所さん。微妙といえば微妙な関係、でも互いに固い信頼関係で結ばれていく。

こういう男女関係っていいな、と常々思う。なんの約束もないが信頼し合える関係

だいたい、付き合って愛の言葉をささやきあって、命かけるみたいなことまで言っていっしょになった男女が、別れる段になって手のひらをかえしたようになじり合い傷つけあい、互いにボロボロになってさよならをする。

これってなんかおかしくないか?と僕は思うのである。
posted by にあごのすけ at 11:51| Comment(3) | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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