2008年09月10日

惑星ソラリス



旧ソ連が1972年につくったSF映画。「旧ソ連」というイメージのとおり、暗く、冷たく、そしてカルトな映画である。

ドロリとした海と雲に包まれた惑星ソラリス。そこに停留している宇宙船との連絡が途絶え、主人公は原因究明のためにソラリスに派遣される。

そしてソラリスの宇宙船内で出くわしたのは、なんと自殺したはずの妻だった。この星では、人間の潜在意識にあるものが現実となって姿を現すのである・・・・・・。

この映画は2002年にアメリカでリメイクされた。アメリカ版のほうがわかりやすいが、カルトな雰囲気を味わいたいなら旧ソ連版が断然よい。

結末はここでは書かない。

が、僕はこの映画のエンディングと似たような感覚を持つことが時折ある。

たとえば、どうしても避けられない重大事が目の前にせまっている時。

「これはもう過ぎ去ったことなんだ、僕は実はもう死んでいて、過去のことを走馬灯で思い起こしているだけなんだ」

そう思ってみることがある。するとなんとなく気が楽になる。

実際の体験としては、医者からロヒプノール(ビビットエース)という睡眠薬をもらっていたときはヒドかった。この薬、僕には合わないのである。効きすぎるのである。

朝起きる。薬の影響が残っていて、身体はふらふら、意識は朦朧である。と思ったら、僕はまだ布団の中にいる。おきたと思ったのは夢だったのだ。

今度こそ、と思って起き上がり、ワイシャツに着替える。顔を洗う。と思ったら、僕はまだ下着姿のまま洋服ハンガーの前で立ち尽くしている。

なんとか支度を済ませ、僕はバスを待つ。バスが来て僕は乗り込み、ようやく一息つく。やれやれ。・・・・・・と思ったら、僕はまだバスに乗っておらず、バス停で呆然と立ち尽くしている。

またしても幻覚か。こんな状態が昼まで続くのである。

だんだん不安になってくる、本当の僕は「いつ」にいる? 今は本当に「今」なのか? 今日は本当は明日なんじゃないのか、いやひょっとすると昨日か?

いやいや。

実はすべては過去。すべては思い出。本当の自分は実ははるか数億年先の未来にいて、はるか昔の夢を見ているんじゃないか?

まあこれは僕の空想、ひとり遊びである。
posted by にあごのすけ at 04:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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