2008年09月27日

季節の記憶

春の日は写生会を思い出す。

古ぼけた寺院、砂利の上にすわり画用紙をひろげ、しかし地面は湿り得体のしれない昆虫がひそみ、いっしょに弁当を食べてくれる相手を必死に探していたことを思い出す。

夏の日は宿題を思い出す。

夏休み最後の日、ドリルの山、漢字を何個もくりかえし書かせる無意味な作業、すでに遠い記憶となった夏の日々を思い出し、泣きながら日記帳を書いていたことを思い出す。

秋の日は遠足を思い出す。

高圧的な教師のもと、一列に並ばされ、見たくもない菊人形、僕はひたすら小便をがまんしていたことを思い出す。

冬の日は親父を思い出す。

待ちに待った冬休み、クリスマス、年の瀬、テレビの特番、しかしそのとき親父に突然力まかせに殴られ、なぜ勉強しないのかと1時間も説教されたことを思い出す。

思い出なんかクソ食らえ。
posted by にあごのすけ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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