2009年02月06日

書斎曼荼羅--本と闘う人々



僕もいちおう「物書き」気取りなので、書斎には興味があるし、あこがれもある。

書斎は、文章を書く人間にとっての聖域なのである。

本棚を見ればその人の性格や趣味がよくわかると言うが、書斎には、誰にも立ち入ることのできない自分の世界がある。過去から現在にかけてのさまざまな人たちが書き残した書物に囲まれていると、それだけで妙な安心感がある。

今回紹介する本は、小説家、学者、評論家などの書斎部屋をたずねて描いたスケッチを集めたものである。

自分の書斎づくりの参考に、と思って買ったのだが、実際あまり参考にならない。

なぜなら、かなり散らかり放題の書斎が多いから(そうでない人もいるけど)。

この本で紹介されている人々(つまり本に関係する仕事をしている人々)には、ある種の共通点がある。

1.本の収集癖がある。
2.本以外のものにも好奇心旺盛で収集してしまう。
3.モノが捨てられない。


結果として書斎部屋はいつしか、インテリ版ゴミ屋敷と化してしまうのである。

しかし気持ちはわかる。僕は実はそれほどの読書家ではないが、そのくせ本は山のようにある。全部運びきれずに実家に半分以上おいてきたが、それでも本だらけである。買ったはいいものの、パラパラと飛ばし読みしただけで気が済んでしまったもの、そもそも買ったこと自体忘れて放置している本も多い。

結果として、本は本棚に納まり切らない。いつも不思議に思うのだが、どうしていつも本は本棚のスペースより多いのか。本棚に空きがある状況を僕は経験したことがない。

よって書籍は、本棚以外のところに山積みされることになる。この本でもそんな書斎がたくさん紹介されていた。中でも一番驚いたのは、床一面に本を並べて、その上を歩いて生活している作家の書斎だ。言わば床一面が、横に寝かせた本棚になっているのである。

結局誰でもそうなんだな。僕は妙に安心してしまったわけで。

でも著名な作家や学者の書斎だからこそ、散らかってても「さすが!」と思われるわけで。僕の部屋なんか本当にただのゴミ屋敷だからな。

これはとにかく小説でもなんでもいいからとにかく著名人の仲間入りをして、人から「すごい!」と思われるような人間になるしかない。半分冗談だが。

posted by にあごのすけ at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。