2009年03月23日

2300年未来への旅



たしか「近未来映画パック」とかいう名前で、「2001年宇宙の旅」「ブレードランナー」と抱き合わせで売られていたのを購入した。

見てみて、抱き合わせになっていた理由がよくわかった。「2001年」「ブレードランナー」ともに、いまでもじゅうぶんに見るに耐える特撮技術、そして内容。それに対して、「2300年未来への旅」はあまりにもショボいのである。

ミニチュアだとバレバレの近未来都市、空を飛ぶ人間には吊らされている糸がもろに映っている。ウルトラマンとかのほうがよっぽど特撮技術レベルは高いのではなかろうか。

そしていかにも、「2001年」の2匹目のドジョウをねらったような邦題・・・・・・。原題は「ローガンズラン(ローガンの逃走)」である。

しかしそれなりに見ごたえはある。

西暦2274年、人類は巨大ドームの中で暮らしていた。ドームの中は、チューブの中を乗り物が走り回っているような(いま見るとかなりレトロフューチャーな)未来都市。人間は人工授精によって生まれ、30歳になると「火の儀式」によって消える。「火の儀式」によって人間は生まれ変わると信じられていた。管理社会。

世界はドームの中だけで、ドームの外には「何もない」と信じ込まされていた。それにも関わらず逃亡しようとする者が耐えない。そうした逃亡者たちを始末するのが、主人公ローガンはじめとする「サンドマン」と呼ばれる人々である。

ローガンはある日、メインコンピュータから極秘任務を受ける。

「逃亡者らが目指している、ドームの外にある『ユートピア』を見つけ出して破壊せよ」

ドームの外に出てローガンが目にしたものは・・・・・・。

という内容。

ちなみに余談だが、2005年作、ユアン・マクレガー主演の映画アイランド
と話の設定が非常に似ている。盗作か、あるいはリメイクか? そのへん比較しながら見るのも面白い。

しかしこういう映画を見て思うことがある。

果たして真実を知ることは人間にとって幸せか?

たしかに、人間には真実を知りたいという欲望があるし、知る権利もあるのだろう。

しかし真実を知らずにドームの中でなんの苦労もなく生きていたほうが、ある意味幸せだったとも言える。

僕たちが生きているこの社会だって嘘だらけだ。

意図的に隠蔽された嘘もある。でも、みんな無意識のうちに寄ってたかって「嘘」を別のもので封印していることもある。

人々はそれを「常識」と呼ぶ。自分たちを守るために封印するのだ。


posted by にあごのすけ at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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