2011年03月22日

ミスト



2007年作品。原作スティーブン・キング。監督は名作『ショーシャンクの空に』などを手がけたフランク・ダラボン。こうくれば、いったいどんな映画だろう、観てみたいという人が多いだろうと思う。

舞台は現代。アメリカの田舎町が突如として霧に包まれる。1メートル先も見えないような、真っ白な濃霧。

スーパーマーケットに取り残された人々に魔の手が忍び寄る。なんとか生き抜こうと道を模索する人々や、狂信的になって宗教にすがり、暴徒化する人々。そんな人間模様が描かれる。

すさまじいのは、なんと言ってもエンディングだろう。ハッピーエンド大好きなアメリカ映画、まさかこんなドンデン返しが待っていようとは夢にも思わなかった。

ネット上での評価も、賛否両論にはっきり分かれている。一部の人々は絶賛し、一部の人々は最低な映画だと酷評している。

僕が思うに、この映画の背景には、いまだアメリカがひきずっているアフガンやイラクの戦争がある。映画には、戦地(おそらく中東)に赴こうとしている若い兵士が登場する。隠しヒントとして監督があえて登場させたのではなかろうか。

アメリカの戦争を裏のテーマとして、「意味のある死」っていったいどうなのよ? と監督は訴えたかったのかもしれない。

しかしとにかく後味の悪い映画ではある。観る側の予想を見事に裏切ったという点では成功というべきか。
posted by にあごのすけ at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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